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プロフィール

chibaphil

Author:chibaphil
千葉フィルハーモニー管弦楽団は、千葉県を中心に活動するアマチュアオーケストラです。音楽監督兼常任指揮者に金子建志を迎え、ベートーヴェンからチャイコフスキー、ショスタコーヴィチなど、幅広い選曲でパワフルな演奏を行っています。特に、金子氏の研究に裏打ちされたマーラーやブルックナーの演奏については、アマチュアオーケストラファン以外からも高い注目を集めています。毎年1月の演奏会と8月のサマーコンサートを実施していますが、あえて定期演奏会と冠することなく、初心を忘れない真剣勝負で演奏会に臨んでいます。

千葉フィルハーモニー管弦楽団の詳細については、http://chibaphil.jp/ をご覧ください。

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Google Analyticsでアクセスランキングナンバーワンページを調べる

2013.07.02 08:30|広報研究
7月に入り、前月の月間アクセスランキングを掲載してみたところ、早速、反応があった。千葉フィルの曲目解説を執筆しているなかたれな氏からだが、どういう理由でベートーヴェンの解説がナンバーワンなのか?ということだ。

こういうとき役に立つのがGoogle Analyticsだ。Google Analyticsは、Googleが提供しているWebアクセス解析ツールで、Googleの広告であるGoogle Adwordsなどとも連携した分析が可能だ。

もちろん単純なアクセス分析にも役立つ。ただ、Analyticsは、分析したいと思った瞬間に分析できるわけではなく、あらかじめページ内に必要なタグを埋め込んでおき、ログを収集しておかないとだめだ。

千葉フィルの場合は、数ヶ月前からAnalyticsのタグを埋め込み、ログを集めていた。

ちなみに、タグの埋め込みは、手作業で行っているWebページなら、Googleが案内しているやり方のとおり、すべてのページにタグを埋め込んでやればよい。千葉フィルのようにCMSを使っている場合には、テンプレートに埋め込むか、専用のプラグインを使う。千葉フィルページでは、プラグインをインストールして終わりだ。

さて、収集した情報をもとに、ベートーヴェンの解説ページの6月のアクセス状況を確認してみる。



ひとつの解説ページに毎日大量にアクセスがあるとすれば、ちょっと恐ろしいが、実際のところ、まったくアクセスがない日もあり、ばらつきがあることが分かる。

ページの検索キーワードは以下のとおり。

キーワード ページビュー数
ベートーベン 運命 解説 31
(not provided) 25
(not set) 24
ベートーヴェン 運命 解説 7
ベートーヴェン 交響曲第5番 分析 6
ベートーヴェン 運命 5
ベートーベン 運命 5
運命 ベートーベン 解説 5
解説ベートーベン交響曲第5番 5
10  交響曲第5番ハ短調 演奏形態 3

なるほど、運命の解説を読みたくて、検索してきた人が一定の割合を占めていることが分かる。ちなみに、検索エンジンは、Yahoo、Googleの順番。IT系ならこの順序は逆になることだろう。

解説狙いで訪問してきたとすれば、ページ推移は、解説内に留まっていることが予想される。実際にページナビゲーションの推移を確認してみると、複数ページあるこの解説の別のページに移動しているのがほとんどだということが分かった。

このようなキーワードから訪問してきた人に、関連する別のコンテンツや、こちが見てもらいたいコンテンツ(例えば、次回演奏会のお知らせなど)を上手に提示できれば、新しい顧客開拓につながるはずだ。

ひとつの策として、ページ上部に「お知らせ」を表示するようにしたが、解説狙いで訪問してきた人には、なかなか目にとまる情報ではないようで、まだ目に見える効果は得られていない。要検討。
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Facebook広告って効く?

2013.03.03 19:19|広報研究
Facebook広告というのは、Facebookを開くと右側に出てくるあれです。Facebookで広告を打ったら、こんなに集客できた、とか、こんなにイベントが盛り上がった、なんて話を聞きますが、実際のところどうなんでしょう。

千葉フィルでは、Facebookに千葉フィルページを作成し、徐々にFacebookを使った広報活動を展開しつつありますが、先の演奏会直前に、少しだけ予算を確保して、Facebook広告を実施してみました。これは、あくまでも広告の有効性を確認するためのトライアルであり、実際にここから集客しようとしているわけではないので念のため。

もし、本格的にFacebookで集客を行おうというのであれば、もう少し準備が必要に思います。

Facebook広告の始め方
すでにFacebookページがあるのであれば、しばしばFacebookの方から、「広告やりませんか」と、ことあるごとに勧誘してくると思います。投稿に対して「宣伝する」という表示が出る、あれです。

Facebookページを管理者が表示すると、右側に「Facebookページを宣伝」というボタンが表示されます。これをクリックすれば、Facebookページのいろいろなものを宣伝する広告を作成できます。


ボタンをクリックすると、次のような画面が表示されます。


このページに表示されたオプションを見れば分かるように、ページを宣伝するか、ページの特定の投稿を宣伝するかが選べます。演奏会を宣伝したいなら、ページを宣伝し、リンク先をイベントとします。

広告の要素は3つです。
  • 見出し(25文字)
  • テキスト(90文字)
  • 画像(100x72)
いずれも、かなり制限された量なので、言いたいことを簡潔に言うことと同時に、相手の目にとまることを意識する必要があります。

さて、広告の対象ですが、主に2つあります。
  • 友達を通じた宣伝:すでに自分たちのFacebookページに「いいね!」をしてくれていたり、新たに投稿するコンテンツに対して「いいね!」をしてくれる人を経由して、その友達に広告を表示することができます。おそらく、友達の友達も同じ趣味を持っている人が多いと予想されますので、これは効果大です。これを有効にするには、「スポンサー記事」の箇所で、オプションを有効にします。
  • 広告の対象を指定して宣伝:おそらくFacebook広告というとこちらのイメージのほうが強いのではないかと思います。プロフィール情報を使って、特定の対象に効率よく広告を出せる!でも、皆さんお気づきだと思いますが、あまりこれはうまく機能しません。ひとつの理由は、多くの人があまり詳細なプロフィールを入れてないこと、もうひとつのは、選択できるプロフィール情報に偏りがあることです。
    実際千葉フィルの広告実験では、千葉県(Chiba)在住の18歳以上という非常におおざっぱな設定で実施しました。それでも対象は、30万人ほどです。
後者の対象を選択する画面がこちら。


さて、最後に予算ですが、千葉フィルでは、2000円という非常に限られた予算で1週間ほど実施しました。予算は、最初に設定しておいて、上限が来たら終わりですから、使い過ぎということはありません。ただ、設定した予算で、期間内に表示され続けるかどうかは、実施中頻繁にチェックして、予想よりも早く減るようなら、対象をしぼるとか、予算を追加するなどの措置を取る必要があります。

ちなみに、支払はクレジットカードのみです。完了後に領収書も発行できますから、事後清算が可能であるなら個人のクレジットカードで立て替え、ということもありですね。

Facebook広告のツボ
千葉フィルで広告を実施してみて、結果はどうだったかというと、いくつか面白いことが分かりました。
  • 広告の審査は、西海岸時間らしい:広告を作成すると、Facebookの審査待ちになります。つまり、この審査が通らないとFacebook広告は表示されないのです。そして、困ったことに一旦審査が通った広告でも、少し直すと、再び審査待ちになり、広告は非表示になってしまいます。では、いったいいつ審査は完了するのか?どうも審査完了通知は、日本時間の夜中から朝方に来る傾向があるようです。これは米国西海岸時間では?あくまでも推測ですが、広告の変更は、夜遅くにやったほうがいいようです。
  • 出だしは広告、そのスポンサー記事で増殖:先ほど触れた2つの広告対象。最初に反応があったのは、対象を指定した広告でした。というのも、母数が圧倒的に多いから。友達を通じた宣伝は、千葉フィルに「いいね!」をしてくれている人からの伝播なので、そもそも母数が少なく、効果はあまりありませんでした。ところが、広告によって「いいね!」をしてくれた人が増えると、。友達を通じた宣伝が効果を発揮し出します。もともと対象を指定したといっても、あまり細かいセグメント分けまではできていないので、友達の友達のほうが、優良なセグメントというわけです。最終的に「対象を指定した広告」のインプレッション数が5,458回なのに対し、「友達の友達」は15,614回。クリック率も、0.257%に対し、0.602%と高率でした。
  • 広告期間中の投稿が広告効果を高める:「友達の友達」が有効なら、友達に「いいね!」してもらうことが、広告露出拡大の一手ということになります。ということで、広告期間中に興味を引く投稿をすれば、かなり高い効果が得られるということになります。実際、千葉フィルでも、演奏会直前というタイミングを狙ったため、連日の投稿に対して、多くの人が反応しました。
千葉フィルの場合、直接演奏会に呼び込むことを目的とはしなかったため、タイミング的にも果たして演奏会告知効果がどのぐらいあったかは不明です。しかし、Facebookの千葉フィルページの「いいね!」数は1週間で60ほど増やしましたので、次のメッセージを伝達するチャネルが開拓できたといえるでしょう。

Facebookの表示数を稼ぐのはやはり写真?

2012.11.23 11:05|広報研究
以前、Facebookページの始め方をまとめて、アマオケの広報にFacebookを活用する第一歩について説明しましたが、その後もFacebookの活用については試行錯誤が続いています。

Facebookの特長として、「頻繁に仕様が変わる」ことがあり、現在の仕様に合わせて何か計画しても、翌月にはこっそり変わっていることもあって、なかなか定番のやり方というのが確立できません。

とはいえ、Facebookにかかわるノウハウはそれなりに蓄積されてくるもので、Twitterとのすみわけもなんとなく見えてきました。

FacebookとTwitterの一番の違いは、賞味期限がFacebookのほうが長い、という点にあります。Twitterの場合、どうしても時間とともに数多くのツイートに埋もれてしまい、相互に盛り上がっていかないとなかなか目にされません。即効性はあるものの、持続性がないため、持続を生むための会話が必要になるわけです。

一方、Facebookの場合、ウォールにどのように登場させるかがすべてです。最初の投稿に対して、だれかが「いいね!」すると、それがその先の友達に波及します。これは、特に写真などで有効ですが、Webのリンクであっても、サムネイルが表示されたりするので、その辺をうまくコントロールすると、かなりの確率で目にとまります。

千葉フィルページそのものの「いいね!」数は、まだ60弱で、訴求効果が高いとはいえません。360人以上フォロワーがいるTwitterとは、まだ比較になりません。しかしながら、実際の投稿を目にした人は、それよりも多く、例えば、最近の投稿、「昨日の練習は、コンマス欠席のため、若きプリンスが満を持して初登板。」は、今日現在150人が見ており、まだ伸びています。

実際、千葉フィルのFacebookページで一番の表示数を稼いだのは、バソンの写真で、演奏会直前に連投して表示数を稼いでいた房総特派員の適当女の演奏会Q&Aをあっさり抜き去りました。

表示数を稼いだ投稿は、いずれもなんとなく撮影した1枚でしかありません。でも、それが注目され、波及効果を生むのであれば、もう少しコメントを工夫して、押し付けでないぐらいに千葉フィルの宣伝につなげておけばと思いました。

千葉フィル、冬に向けて連取開始。でもその前に夏のアンケート結果

2012.09.09 11:22|広報研究
千葉フィルサマーコンサートも終わり、いよいよ今日から冬の演奏会に向けた練習が始まります。千葉フィルは、1月と8月に演奏会を行っていますので、冬のほうが練習期間も短く、オフシーズンもわずか。短い夏休みを挟んで、早くも冬に向けて全開となるわけです。

さて、冬シーズン開始前に、前回の演奏会アンケートの分析結果を報告しておきましょう。

今回は、ちょうどお盆シーズンの演奏会ということで、かなり集客には苦労しました。最終的な入場者数は、およそ800人弱。前回よりマイナス100というところです。

来場者の年齢分布を見ると、若年層が前回よりも減少していることが分かります。



前回は、「若年層ほどアンケート返却率が低くなる傾向にある」と書きましたが、今回は、確実に若い人が少ないな、という印象を持ちました。時期的な問題もあるのでしょうか。帰省、旅行、合宿など、若者の繁忙期に重なったと考えられます。

来場回数も前回と比較して4回以上が増えています。「初めて」の割合だけが減っています。



一方、チケットの入手先については大きな変化はありません。むしろ、当日券については、「初めて」の人の割合が増え、アンケート上「初めて」の人の割合が減少しているものの、当日券収入は前回と同水準をキープしました。



最後に、「どこで演奏会を知りましたか?」という質問ですが、突出した「招待ハガキ」を除き、目立った変化を見てみると、「チラシ」、「Web」、「ホームページ」が挙げられます。



チラシについては、ほぼ前回同様の配布数ながら、配布対象を絞って逆に配布期間を長くするという作戦で行きました。もっとも、今回の「フランク」という選曲では、曲目つながりで類似のターゲットというのが絞りにくく、むしろ地域を中心に配布した格好です。

ちなみに、次回の演奏会はロシア中心のプログラムなので、ソ連系音楽の愛好者のマーケットに対して、チラシ配布を行うことができそうです。

Webについては、前回同様の「オケ専」と「コンサートスクエア」が目立ちました。そして、千葉フィルのページ。前回、課題として挙げ、4月にホームページをリニューアルしてテコ入れしてきました。その効果が若干数字として見えてきたといったところのようです。

ホームページについては、継続的の情報を更新し、その露出を外部に行っていくことで、訪問者が増えていくことになるので、数ヶ月で劇的に状況が変わるものではありません。今後、継続して情報発信していくことで、じわじわと効果が出てくることが期待されます。

TwitterFacebook に関しては、次の段階に移るべきかなと考えています。Twitterの欠点として、情報がどんどん流れて行ってしまい蓄積されないというものがあります。Facebookの場合、ファンページ等を作ることで、そのウォールに情報が蓄積されていきますし、最近はTwitterとの連携やメールによるノーティスも充実してきて、結構即時性があります。

ホームページに載せきれない即時性のある情報蓄積をFacebookファンページに掲載し、Twitterで伝播するというのが、次に検討している方法です(これについては、先日の演奏会直前にそのような設定にして投稿を行っています)。

では、これから4ヶ月あまり、次の演奏会に向けて、練習も広報も。

千葉フィルWeb - リニューアル2ヵ月での分析

2012.06.10 10:52|広報研究

千葉フィルWebサイトがリニューアルして2ヵ月が経ちました。夏の演奏会への広報活動を本格化する前に、過去の演奏会の曲目解説を掲載し、とりあえず週1更新は維持して、再訪率を高めようという努力を行ってきました。ここで、4月~5月のアクセス統計を見て、千葉フィルWebサイトが今どの程度の実力なのかを量ってみたいと思います。

まず、こちらが4月~5月のページビューの推移です。ときどきスパイク(瞬間的に大きな数字が出ること)がありますが、5月に入ってから、500PV/日を下回ることがなくなっていることが分かります。急激ではないものの、上昇傾向にあることが分かります。

問題のスパイクですが、ボットではないかと疑ってみました。Googleのボットはかなり定期的に来ていて、特に数字に現れるような特殊な動きはありません。その他のボットが、確かに5月下旬に一気にアクセスしていますが、それでも200PV/日ぐらいで、2500PV/日を超える説明にはなりません。



個々のコンテンツを見てみると、圧倒的にアクセス数が多いのは、練習予定関連のページです。実際、全アクセス数のうち、半数近くは練習予定関連を占めています。団員が練習予定を確認するために、千葉フィルサイトを訪れているということが、数字でも見てとれます。

一方、練習予定を除いてみると、「千葉フィルを聴こう!」「千葉フィルをもっと知ろう!」のアクセスが多くなっています。これは、意図したとおりで、個々の詳細なコンテンツ(実際千葉フィルページは、かなり詳細なコンテンツを蓄積しつつあります)の手前に、ターゲットごとのポータルを設けて、そのときどきで見せたいコンテンツに誘導することができるということになります。

ところで、千葉フィルのページをどのように訪れているのかを理解することは、アクセス数を増やす上で重要です。検索エンジンでの検索ワードは、「千葉フィル」「千葉フィルハーモニー」などが上位を占めます。千葉フィルを訪れようと思って検索している、いわゆる「指名」アクセスです。

注目すべきはこれ以外で、まだ数は少ないものの、「マーラー」「マーラー 交響曲第3番」「宗教観 リヒャルトシュトラウス」(!)など、曲目解説に関連して、たままた千葉フィルサイトを訪れたという例が見られます。これは、曲目解説を多数公開している意図に合致するので、今後、SEO対策などを行って、数を増やしていくべきところかと思います。

最後に、千葉フィル以外のサイトからの訪問数。これは、他の団体でも参考になるデータかと思います。

  • 第1位は、市民オーケストラリンク集 東京都以外。アマオケの一覧サイトとして、検索エンジンにもひっかかりやすいので、ここから千葉フィルを知る人も多いのでしょう。
  • 第2位は、Facebook千葉フィルファンページや、関連する投稿などから、千葉フィルサイトを訪れていると思われます。特に、曲目解説に関する「シェア」や「いいね」は効果があります。
  • 第3位は、Google。ちょっと面白いデータですが、千葉フィルサイトリニューアル当初は、検索エンジン利用率は、Yahoo!が1位でした。それが、徐々にGoogle率が上がってきています。
  • 第4位は、オケ専。こちらの千葉フィル紹介ページからのアクセスが多いです。オケ専、強いですね。
  • そして第5位が、Yahoo!。こちらのYahoo!カテゴリも有効なようです。

Webサイト構築、今どきどうする?

2012.04.22 10:00|広報研究
千葉フィルWebサイトが新しくなって3週間。途中フィードバックをもらって若干修正や機能追加などを行って順調に稼働しています。今日は、この千葉フィルWebサイトの裏側について。

Webサイト、いわゆるホームページは、ずいぶん前までは、プレーンのHTMLを編集して、というカタチでしたが、10年ぐらい前から、見た目も機能も複雑になってきて、手作業で管理するのはほとんど不可能になってきました。企業では、このために、専用のコンテンツ管理の仕組みを入れたりしていましたが、さすがにアマオケで、そんなシステムを入れるわけにもいかず、従来通りのWebが残っているという状態でした。

そんな中、一部のアマオケでは、ブログシステムなど、フリーであったりわずかなコストで利用できるコンテンツ管理のしくみを利用して、今風のコンテンツをあまり労力をかけずに提供できるようにしてきたと思います。

千葉フィルが採用したのは、それよりはちょっと複雑でした。現在、多くの企業が採用しているWebコンテンツを管理するしくみ「CMS」、その中でもフリーで使えるものを選択しました。千葉フィルが借りているサーバー環境に、このCMSをインストールして、今回のWebサイトを構築したわけです。

この方法は、システムを全然知らない人も採用できる選択肢ではありませんが、特にコストをかけることなく、企業が普通に提供しているWeb環境を、アマオケであっても提供できるようになります。この種の情報はネットでも、また書籍でも多く見かけるようになってきましたから、これからの主流になるかもしれません。

ちなみに、千葉フィルWebサイトで、特にほしかったのは以下の5点です。
  • テンプレートを使って、テキストを入力するだけできれいなWebページを作る
  • メニューシステムを使って、コンテンツを効率よく分類して見せる
  • 記事の投稿は、Webマスター以外でもできて、必要な人がセルフで投稿、管理できる
  • 団員向けページなど、アクセス制限をつけたページを簡単に管理できる
  • 練習予定などを管理できる
実際運用してみると、もう少し細かい要望などが出てきて
  • 投稿内容はバージョン管理できて、誤って修正した場合に元に戻せる
  • 団員が投稿できるエリアを限定する
などといった事項も追加されました。これらは、いずれもCMSの基本機能だったり、フリーのプラグインを追加して可能になりました。いずれにしても、まったくコストをかけず(作業コストはありますけど)、ここまでできるとは驚きです。

千葉フィルのWebサイトをCMS化したことで、広報的にみると、次のような武器を手に入れることができました。
  • ターゲットセグメントごとにコンテンツを作成できる
    これまで、ページの作成は結構大変でしたから、いろいろなターゲットごとのページ、メニューなどを作るには、時間を要しました。今は、ちょっと設定するだけです。Webを使った広報活動が簡単になりました。
  • 興味を喚起するためのコンテンツを頻繁に掲載できる
    ページの作成が、テキストを流し込むだけですから、とにかく簡単にできます。Webサイトに訪れていただくための話題は多ければ多いほうがいいので、広報的にこれは助かります。現在、過去の演奏会の曲目解説を掲載していますが、これも、過去のプログラム原稿から流し込むだけです。
  • 広報プランを検討するための情報も入手できる
    副産物として、これらのコンテンツのアクセス解析もできるようになりましたから、どのページがよく見られているか、どのような検索ワードが多く使われているかといったことも分かります。これらの情報を参照することで、現在の広報活動がうまくいっているのか、あるいは、どの分野にまだ潜在的な可能性があるのかといったことを調べることができます。
結果として、千葉フィルWebサイトを中心とした情報発信が付随する媒体(Twitter、Facebookなど)にも波及し、そこからWebサイトへのアクセスへと還流するというよい流れが生まれています。

ちなみに、本ブログの内容は、http://chibaphil.jp/blog に掲載されていますが、これもプラグインのひとつを利用することでできています。特に更新内容を通知したり編集することなく、自動でページが作られるわけです。便利ですね。

Facebookページの始め方 - タイムライン導入で変わるかも

2012.03.03 11:00|広報研究
千葉フィルでもFacebookをやっている人が増えてきました。そこで、千葉フィルFacebookページを作成してみることにしました。

まず Facebookで、「Facebookページを作成」を実行します。

facebook01.jpg

千葉フィルはどのカテゴリーだろうと悩みます。「会社名または団体名」?選択してドロップダウンリストを見るとどうも違います。とりあえず「アーティスト、バンドまたは著名人」を選んでみました。

基本情報を設定し、共同管理者がいれば追加します。そして、プロフィール写真を追加します。団のロゴなどがあればそれを使うのもいいですね。

ページを作成しても何かが起こるわけではありません。せっせとウォールに近況を書き込み、友達を招待しなければなりません。千葉フィルページでも、このブログの記事などをウォールでシェアしています。

でも、初めて千葉フィルページを訪れた人は、だらだらと近況が流れるウォールを見ても、とっつきにくいかもしれません。そこで、初めての人には、Welcomeページを用意したくなります。ここでアプリの登場です。

Facebookページで、Welcomeページのようなタブページを作るには、TabSiteというアプリを使います。千葉フィルでは、とりあえず、このアプリの無料バージョンを使ってみました。

こんな感じのWelcomeページを作ることができます。

cpo_welcome.jpg

無料版は制限も多く、テキストとイメージぐらいしか置けません。テキストも、HTMLを詳細に設定できるわけではないので、表現力には限界があります。有料版は、毎月いくら、というのと年間いくらという2つの支払い方式があり、最上位の機能を使う場合でも、年間$150です。Facebookページが、アマオケ広報に使えるツールであるとするならば、これぐらいの出費は許容できるかもしれません。

有料版で特に役立つのは、「Like-gate」という機能です。「いいね」を押さないとみることのできないコンテンツを作る機能です。「いいね」のクリックは結構重要で、例えば、千葉フィルでは、運よくhttp://www.facebook.com/chibaphil というURLを取ることができました。このURLは、当然先着順ですが、「いいね」が25人以上いないと取ることができません。さらに、30人超えたぐらいから徐々に「インサイト」といって、ページに関するさまざまなアクティビティの統計情報を見ることができるようになるのです。

しかし、こんな具合にTabsiteでFacebookページを整えて「いいね」を増やして、というのが定番かと思いきや、状況が変わってきました。というのは、先日の発表で、Facebookページは、3月31日をもってタイムラインスタイルに完全移行するとのこと。すでに管理者は、新しいページをレビューすることができます。千葉フィルページはこんな感じ。

cpo_timeline.jpg

IT技術の革新のスピードはとてつもなく早いので、新しいと思っていた技術はすぐに陳腐化してしまいます。でも、こんなに急激とはね。しかし、過去の経験からいって、本質的な部分は同じなので、それをどういう手段で扱うか、っていうだけの違いなのかもしれません。

ということで、Facebookについては、まだまだ今後の研究次第かな、ということで。

アマオケにとってのTwitterのはじめ方と期待、役割

2012.02.05 12:00|広報研究
千葉フィルのTwitter開設のきっかけはちょっとした会話からでした。「千葉フィルもTwitterほしいよね」「あ、chibaphiってアカウント空いてる」「よし作っちゃえ」まあ、その間わずか数分。並行して運営会議が行われておりまして、「Twitterアカウント作ります、いえ、作りました」みたいな数十秒差の事後報告だったわけです。

アマオケの多くが団のTwitterアカウントを作成し、情報発信を行っています。千葉フィルも遅ればせながらその仲間入りをしたのが昨年の春。その間、約10ヶ月でフォローワーを240名ほどに伸ばしました。

どの団も、アカウントを開設してから100名に増やすまでが結構大変だと思います。IT系だと、Twitterはやってるのが当たり前、むしろFacebookだGoogle+だと、興味が移っている現状すらありますが、オケでは、Twitter率はそれほど高くなく、そもそも団員がフォローしてくれないじゃん、というところからのスタートでしょう。

しかし、そこは視点を変えるべき。まず、Twitterの情報発信は、団員向けはもちろんですが、千葉フィルウォッチャーを増やすことが大事なゴールです。つまり、千葉フィルで日々起こっていること、興味をそそること、そういったできごとが、人知れず進んでいたのを、Twitterを使って外に漏れ伝わるようにしたいわけです。そうすると、目的は団員以外のフォロワーをいかに増やすか!です。

まず簡単にできることから。
  1. アマオケ、学生オケをフォローしよう
    お互いTwitterで情報発信をしたいと考えている者同士、まずつながりを作ります。団名を検索してもよし、どこかの団をフォローして、そのフォロワーから見つけてもよし、とにかく地道にフォローします。
  2. 関連するショップ、出版社、情報サイトをフォローしよう
    アマオケ関係者が通うショップ、クラシック関係の出版社、アマオケ情報サイトなどでは、たいていTwitterをやってます。これらをフォローします。たいてい快くフォロー返ししてくれます。
  3. ちゃんとツイートしよう
    フォロワー集めに夢中になって、本来の情報発信を怠ってはいけません。この段階では、あんまりガンガン情報発信する必要はありませんが、自分たちの活動が認知されるきっかけを作りましょう。そういう意味では、この段階は演奏会直前ではないほうがいいのかもしれません。次の演奏会に向けて活動を開始した頃、ぽつぽつと練習の成果やら思いを発信すれば十分でしょう。
  4. ここから重要!個人のフォロワーの輪を広げる第一段階
    さて、これだけ種まきをしていると、自然と輪が広がり始めます。自分たちの団の話をするのはもちろんですが、関係する団体の話もちゃんと発信しましょう。そうすると、そのツイートがきっかけでフォロワーが増えたりします。場合によっては、それをリツイートしてくれて、一気に輪が広がったりします。
  5. 個人のフォロワーの輪を広げる第二段階
    ある程度、個人のフォロワーが増えてきたら、その個人から自分たちの団に関係する個人をこちらからフォローしていきます。関係するフォロワーがいない状態でこれをやるとただのスパムですが、特定の個人が介在することで、「あ、あの団体ね」という認知を促します。例えば、40人フォローすると、20人ぐらいがフォロー返ししてくれて、フォロワー数の拡大につながります。
  6. 演奏会というイベントをうまく利用する
    演奏会が近づくにつれて、発信できるネタを増えてきます。こうなったら、積極的につぶやきましょう。ただ、「演奏会あります」「空席あります」「ぜひ来てください」だけだと、広告そのものです。中身の話をしましょう。
千葉フィルもこのような方法で、最初の演奏会を経験して100名を超えました。次の演奏会前に200名を超え、その後もじりじりと増加しています。

では、Twitterはメインの情報発信となりうるか、という重要なポイントですが、これには懐疑的です。というのも、紙のDMが2週間、eDMが3~4日の賞味期限といわれる中、Twitterの期限はせいぜい半日、実質効果が期待できるのは数時間でしょう。そうすると、200人のフォロワーに対して、1つのツイートが数%の認知で、そこから具体的なアクションを期待できる数字はさらに数%。実質1人いるかいないかです。

何万人、何十万人ものフォロワーがいない限り、Twitterの即効性は効果を期待できないというわけです。

そうすると、全然効果がないかというとそうでもありません。興味深いのは、二次的なリマインド効果としてのTwitterの役割です。

千葉フィルのTwitterでは、千葉フィル広報研究所ブログはもちろん、千葉フィルの団員のブログや千葉フィルについて触れていただいたブログ記事などについても、告知しています。実際その効果は数字として認識でき、千葉フィルのTwitterで紹介されたから、急にアクセス数が増えた、という報告もよくもらいます。

「Twitterをやれば集客効果があるよ」というのは残念ながら迷信です。過度な期待は持たないほうがいいでしょう。むしろ行うべきは、ネット上でのより多くの、そして密度の濃い情報発信です。その情報は、あくまでも自分たちのホームグラウンドでやってるわけで、そのグラウンドは知らない人には知られていません。Twitterは、簡単に情報の輪を広げることのできるしかけによって、このグラウンドを知らしめる効果を持っています。

あとは、この2つをどのように組み合わせていくか。その腕次第ということですね。そのあたりについては、またそのうち。

千葉フィル演奏会 - アンケート分析

2012.01.29 09:30|広報研究
先日の千葉フィル演奏会のアンケートの分析結果が出ました。広報研究所としては、集客に関する情報を共有して、今回の広報活動の成果、それから今後の方針について検討を加えてみたいと思います。

まず、全体の入場者数ですが、およそ900人弱。千葉フィルの演奏会としては、まずまず多い方でしたが、1000人を超えた集客結果も過去ありましたから、やや成功という結果であったといえます。アンケートの回収率は、約30%でした。

さて、その来場者属性ですが、まず年齢分布です。

2012w_age.jpg

一般的に若年層ほどアンケート返却率が低くなる傾向にあるので、若干のバイアスがかかっていますが、実際、千葉フィルの場合、高齢の方が、金子先生の指揮を楽しみにご来場されるというケースが多いようです。

これは、来場回数にも表れています。

2012w_how_often.jpg

4回以上という常連さんが半分を占めます。この来場回数に着目して、チケットの入手先を分析してみると、傾向がはっきりします。

2012w_where_to_buy.jpg

2~3回、そして4回以上となると、圧倒的に招待ハガキでの来場になります。一方、初めてという方は、当日券を購入されています。この「初めて」率ですが、過去データとの比較はできていませんが、今回それなりに底上げができ、当日券販売数は過去最高を記録することができました。広報部門としては、やはり、まずは「新規に千葉フィルの演奏会に足を運んでいただく人を増やすこと」が重要かと思いますので、これはうまく機能してきました。

次に「どこで演奏会を知りましたか?」という質問も、来場回数別に集計してみました。

2012w_how_to_know.jpg

チラシ
の配布効果がいずれのセグメントにも表れています。「演奏会に来場される方は、演奏会場にいる」という分かりやすいターゲットマーケティングですから、これは継続、強化していくべきでしょう。

もうひとつ、ポスターというのがあります。今回は、予算をとって作成したのではなく、チラシやプログラムを印刷した際にたまったポイントを使って数枚作成しただけなのですが、それでもこの効果です。費用対効果は、チラシよりあるようです。

Webとあるのは、演奏会紹介サイトのことです。新規来場者のみ、これらのサイトから千葉フィル演奏会を認知されています。これも新規開拓には効果があるようです。ちなみに、この中でも一番多かったのは「オケ専」。サイトの機能も充実していますが、チケットプレゼントを実施して、オケ専のメールに何度も登場していたのも効いたようです。

新聞、雑誌は、地域のコンサート情報として各紙に出したもの、雑誌ではサラサーテがありました。新聞の場合、特に高齢層に対する告知、リマインドの効果があるようです。

ホームページが認知のメインとして働いていないことを、意外に思うかもしれません。しかし、千葉フィルのページを認知するには、まず、他のところで千葉フィルを知らなければならないので、むしろこれは予想された結果です。ただ、2回以上来場している方も、千葉フィルホームページによって認知していないということは、千葉フィルのページにブックマークをつけていない、訪問していないということでしょう。これは、千葉フィルのホームページがやや古いスタイルのままで、団員向け、お客様向け、団員予備群、関係者向けの情報が混在していていまいち整理されていないこと、また、団員向けの練習情報などを除き、頻繁なアップデートがないため、団員以外、頻繁に訪れる理由がないことなどがあげられます。この改良は、今後の課題でしょう。

Twitter、Facebook、ブログなどが集客認知に役立っていないことも意外かもしれません。これについての分析は、後日あらためて行いたいと思いますが、大きな理由としては、これらの媒体は、リマインド効果はあっても、それがメインにはなりにくい性質を持っていることが考えられます。また、集客できた層に対して、これらの媒体の普及度が低いこともありますね。

団員・友人からというアマオケのコネクション中心の集客はやはり強いようです。ただ、最近では、こうしたコネクション中心の集客にTwitterやFacebookが使われていますので、千葉フィルもその輪に加わってコネクション集客を促進することには意味があります。

最後に注目すべきは、2回以上来場者で、招待ハガキによって知ったという人の圧倒的な数です。これは、チケットの部分でもわかっていた傾向ですが、招待ハガキによって、非常に多くの再訪者を維持できており、リテンションがうまく機能していることを証明しています。

言い換えれば、広報部門としては、これまで千葉フィルの認知が高くなったエリアに対して、積極的に告知し、より多くの新規来場者を呼び込み、次につなげればよいということです。そして、次につなげる最終的な武器は、また来たくなる「よい演奏」なのですね。

アンケートで収集すべき情報とは?

2012.01.06 19:29|広報研究
演奏会が近づき、千葉フィル広報でも、当日に向けた仕事が増えてきています。そのひとつが、アンケート。

どのオーケストラでも実施していると思いますが、何を尋ねるかは悩ましいところです。 実際、アンケートでは、以下の3点に絞って質問をするのが妥当ではないかというのが現時点での考えです。
  • 属性情報:この情報は、統計的に扱えなければなりません。どのようなセグメントのお客様が来場しているのか、どの広報活動がヒットして来場してくれたのか、こういったことを、数値として理解するための設問です。
  • 演奏の評価:この情報は、団員が自分たちの演奏をどのように聴いてくれたのか、その評価を知りたくて尋ねるものです。意見や感想を自由記述してもらうものから、5段階評価などで数値的に尋ねるものまでさまざまなです。
  • 次回の演奏会のためのコンタクト情報:演奏会のご案内を送りますとか、招待状希望を募るといった、次の演奏会の集客につなげるためのコンタクト情報です。住所、メールアドレスなど。
アンケートは設問が多いといやがられますから、何を聞くかを絞るのは重要です。また、統計的な価値を持たせるには、継続的に同じ質問をしていくことも大事です。千葉フィルの場合、津田沼という東京よりちょっと東という場所柄、どの地域まで集客対象とできるのかというのは興味のあるところです。しかし、統計的に価値のある情報を得るには、ちょっと設問が複雑になるか、集計が面倒になりそうです。そのため、今回は、地域情報を「属性」設問に設けることはやめました。

一方、演奏の評価について、数値化された評価にこだわるのでなければ、むしろ十分な自由記述欄を用意しておいたほうがいいでしょう。ただ、数値評価を求める場合でも、5段階はやめたほうがいいようです。中庸を好む日本人、マイナスな評価であっても、つい「3」をつける傾向にあり、「3」の数値的価値があいまいになりがちです。そこでお勧めは、4段階。良かったのか、悪かったのか、白黒はっきりした上で、ウェイトをつけてもらうわけです。

ちなみに千葉フィルでは、こうした数値による評価は導入していません。むしろ、生の声を聞きたいという団員の要望のほうが多いですし、評価は人それぞれだったりしますしね。

もうひとつ、せっかくアンケートに寄せられた感想を、多くの人に共有してもらうため、コメントの引用の許諾を求めるチェックを設けています。アンケートがアンケートだけで終わらないためのしかけ、というのは、実際アンケート原稿の中で結構完結しているものです。要注意ですね。